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多重債務とは??
多重債務の定義を考えてみよう!
こんにちは、司法書士しおり綜合法務事務所です。
債務相談や過払い金請求のサイトなどでも、良く聞き言葉「多重債務」これって、借金している方だけの問題なのでしょうか?
複数の消費者金融や信販会社などから借り入れること。特に、すでにある借金の返済のために別の業者からさらに借り入れ、借金が増え続ける状態のこと。経済不況による生活苦、無計画なカードローンの利用、違法業者からの借り入れなど、さまざまな要因がある。goo辞書より転用
とかがほとんどの解説で、要するに「借金」を重ねてと言う言葉がポイントになっています。
ではクレジットカードの利用は多重債務に当たらないのか?
多重債務=消費者金融やカードローンといわゆる借金を重ねて、支払いの為に自転車操業を繰り返すと言うのが一般的ですよね。では信販会社、クレジットカードの支払いは多重債務にあたらないのか?
私自身は、それにあたると思います。なぜ債務と言う言葉は、キャッシングだけって限定するようになってしまったのか不思議ですが。
リボ払いの問題点でも書きましたが、リボ払いの危険性はそもそもクレジットの金利手数料が高いことに加え、「返済が長期化しやすい」「利用している金額がわからなくなる」「借金をしているのだと言う意識が小さくなり、金銭感覚がおかしくなる」という問題が組み合わさることで相乗的に負担が大きくなるのです。
それが多重債務を生みだしている事は、先日解説しました。
いや、物を買っているから違うでしょ?
いえいえ、リボ払いには金利がかかると説明しましたよね?
物を購入したといっても、それはあくまでも「クレジット会社に元本と金利を支払って」購入した事になっており、現金購入したわけではないので、債務と同じ扱いになります。意外と知らない方が多いのですよ~。
例その1.リボ払いの場合で物を買う
月々のリボ払いの返済額を15000円とした例は先日も書いたので結論だけ入れます。
お支払い元金(合計) | 500,000円 |
お支払い手数料(合計) | 106,221円 |
お支払い合計金額 | 606,221円(内手数料 106,221円) |
このように、手数料と言う名目の金利=利息を支払う事になります。
例その2.キャッシングしてお金を借りる
元金定額支払いで、毎月の返済金額を15000円としました。
お支払い元金(合計) | 500,000円 |
お支払い利息(合計) | 111,436円 |
お支払い合計金額 | 611,436円 |
結論から言えば、リボ払いで物を購入しても、キャッシングをしても。同じ利率であれば、返済金額に変わりはありませんでした。
買い物でもキャッシングでも、借金は借金?!
上記の2点を比較しても、手数料・利息と表現の違いはあれど、元本に利息が付くことはわかりますよね?つまり、債務にあたると思います。多重債務と言うと、借金(お金を借りた)と言う定義でまとめて、クレジットカード利用(特にリボ払い)の方は、「私には関係ない~」と思われがちですが、これど同じことなんだと理解して貰えたと思います。
つまり、これらの問題点は、本来便利そうに見えるそれぞれの事が、悪い意味での相乗効果をもたらします。浪費癖がついて買い物しすぎる+借金がなかなか減らない、という状況は高いクレジットの分割金利を延々と支払い続けることになり、さらにキャッシングをして返済にあてて、またその返済の為に借り入れをおこなってしまう多重債務へと陥ってしまうのです。
クレジットカードのみの多重債務が見受けられます!
キャッシングをしていないから、私は大丈夫!なんて思っていませんか?5枚にクレジットカードをリボ払いにしていると、ものすごい金額を支払う事になります。またその返済が出来ずに、悩んでおられる方のご相談も増えてきました。
このような方は大至急ご相談ご相談ください!
今現在、支払いが遅れていて、督促請求をストップしたい。
毎月の支払いが負担負担で、とにかく軽くしたい。
もう解決方法がわからないので、話だけでも聞いてみたい。
住宅ローンがあり、他にも多額の借り入れで返済にお困りの方もお気軽にどうぞ。
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